就活=営業・・・?

ここふた月くらい考えていたのですが、このあいだリクナビかどっかから来たメールにも同じことが書いてありました。
まあ、それはそうかと。営業(=就活)しないと買って(=雇って)くれないわけですから。勝手に売れるなんて、まずありません。ただ物と違って、その分、買って欲しい客は多少選ぶことができるわけですが。
一番の問題はその売るべき商品が自分であるということ。つまり、圧倒的に商品知識が不足しているということ。もちろん、ばりばり自己分析して自分のことなら結構知ってるよ、という方もいらっしゃるかもしれませんが、私個人的には、世の中で一番分からないものは自分自身だと思っています。
自分自身を見るときには、他人という鏡を通して見るほかありません。まわりの人達は、あなたはこんな感じだよ、といろいろなラベルを貼り付けてくれます。そのラベルを見て、自分の像を構成するわけです。世の就活サイトにはだいたい自己分析ツールなるものがあります。あれも基本的には他人の貼り付けてくれたラベルを見て解答するわけです。ただ、多少なりとも希望が混じってしまうのは致し方ないところで、まあ希望を思い描いて自分に取り込まないとなりたい自分にはなれないわけですが、そういったものは適性試験の類ではノイズとされることになります。入社するのはいまの自分であって、なりたい自分ではないわけです。ところが、入社したい、のベースとなるのはやはりなりたい自分であって、このあたりを修正して矛盾を解消する作業が就活の一部なのかなあ、などといま考えついたりしました。
え?遅い?いやまあ漠然と認識はしてましたが、明文化すると身にしみますね・・・