素因数分解

NTTが共同研究で768bit(10進232桁)の合成数素因数分解に成功したとか。なんでも現在広く用いられているRSA暗号は1024bitの素因数分解がキモらしく、将来これも達成される可能性が出てきた、とのこと。
素因数分解はべらぼうに重いことで知られていますが、今回も例外ではないようで、NTTのニュースリリースを見ると、結構な計算機資源が投入されたようです。一般数体ふるい法なるおどろおどろしい名前のついた方法(現時点では最も高速らしい)を使って、最初の段階でOpteron 2.2GHz*1換算で20年、一番重い第二段階は1500年(!)、第四段階は155年分の計算量だったとのこと。
単純に計算量が多いですが、それ以上に、第二段階は並列化しやすい(らしい)計算とはいえ1500年分、第四段階は並列化しにくい(らしい)計算を155年分、うまく1年や2年という短時間で計算した、並列化テクがすごいと思うのですが、どうなんでしょう?
結果の数字だけ見ると、へぇ〜で終わってしまいますが・・・

*1:こういうのって、やっぱり1Core換算でしょうか。