Shinkansen

久方ぶりに新幹線に乗りました。700系とN700系に乗りましたが、どちらも快適。高速走行にも関わらず乗り心地は在来線よりもいいです。まあ、台車も違えばサスも違う、保線も違うわけですが。700系とN700系ではやはりN700系に軍配が上がります。車内騒音もN700系の方がやや小さいようです。ただ、力行、回生時に床下からジーという音がしたのは気になりました(コンバータ??)。まあ、こんな風に搭載機器等の加減もあるということで。
肝心の車体傾斜に関しては気にして乗ってなかったのでわからず。速度も普段乗るのはせいぜい130km/hまでなので、255km/hか270km/hかなんて体感じゃわかんないです。でも一気に高速までもっていく、あの加速にはしびれますね。高速域での加速は実は500系の方がいいらしいですが。
とりあえず、すばらしきかな日本の高速鉄道技術。高速で、高密度、安全、快適。車両、信号、運行管理、保線、検修、その他ありとあらゆる技術、ノウハウの蓄積があってこそでしょう。
そんな日本の誇る"Shinkansen"、最近は各国でヨーロッパ勢や韓国などと熾烈な受注競争を繰り広げていたりします。ベトナムでも採用が決まったようですが、そのたびに、新幹線は新幹線でないと、と思うのです。やはり新幹線は車両、信号・・・etcが一体で新幹線なのであって、ぜひ全部まとめて使って欲しい。そのためにも、国際規格として通して欲しいものです。でも日本って、ほんとこういうの下手だもんなあ・・・
あと個人的に心配なのは、過度の技術供与。最新の車両やシステムを丸ごと惜しげもなくさらして現地生産、などということをすると、将来日本の競争力低下を招きかねません。技術さえ手に入れてしまえば、向こうの方が安く作れるのですから、半導体やFPDよろしく、製造装置や重要なパーツは日本製だけど、みたいなことになりそうな気がします。他の分野にも言えますが、適度にブラックボックス化しておく必要はあるのではないでしょうか。
そんな事を考えつつ、流れゆく景色を眺めたのでありました。