Windows 7のサポート期間

発売がせまるWindows 7ですが、延長サポートが提供されるのは今のところProfessionalだけ*1のようです。Home PremiumやUltimateはコンシューマー向けということで2015年1月13日まで。パッケージで買うようなユーザーならその頃には新しいOSに移行している可能性も高いですが、サブマシンに移したりして長く使いたい人はProfessionalを買うのが確実でしょう。でもちと高い・・・
で、本当に問題だと思うのは、ライトユーザーが使う場合。家電量販店にいって、店員さんに話を聞いて、メーカー品を買ってくるわけです。プリインストールOSはもちろんHome Premium。ウイルス対策ソフトはいるらしいと更新するわけですが、OSのサポート期間まで気にする人は普通いないと思います。でもPC本体はそこそこの確率で、5年くらい平気で動いたりします。現に手元のメーカー製ノートは買って4年半、HDDは障害予防のため一度交換していますが、トラブル無く動いています。5年後、新たに見つかるOSのセキュリティホールの修復がなされない状態で使用するのは、やはり好ましくない事態です。
昔はパソコンを使っている人=パソコンにある程度詳しい人だったわけですが、今はそうではありません。ハードウェアの性能も一定に達し、ブラウジング*2やテキスト作業に限れば、5年くらい前のXPマシンでも概ね快適です。壊れたら買い換える、そういうユーザーも多いことでしょう。
周りに詳しい人がいればOSの入れかえくらいできるでしょうが、そのような人がいるとは限りません。メーカー品の場合そもそも構成が特殊で、一部機能を殺さないとアップグレードできない場合も多いでしょうし、新しいOSにしたら性能不足でもっさりして使えない、などということも考えられます。
ハードウェアの更新サイクルが伸びた現在、Microsoftもそろそろ、コンシューマー向けOSにも延長サポートを標準で提供するべきだと思うのですが、どうでしょうか。セキュリティの問題はそのPCだけでなく、ネットワーク全体に影響を及ぼしかねないのです。まあ、従来通りの商売をしたいメーカーとしては、新しいハードウェアやソフトウェアが売れてくれないと困るのでしょうが・・・

*1:ここではライセンス販売のみのEnterpriseは除いて考えます

*2:最近Flashが結構重かったりしますが・・・