日デ製MD92+ZF製ATのナイスな加速

今日バスに乗って何気に思ったこと。なまじ軽より出足がいいような、これ。
乗ったのは日産ディーゼル製な三菱車。ハンドルのエンブレムは三菱ですが、プレートは日デ、車体は西工。こいつ、日デのMD92というエンジンをつんでおり、トルコンATはZF製らしいのですが、なかなかにパワフルな感じ。ATがスムーズにシフトアップしていき、ぐいぐい加速します。それでもさほど回さずにシフトアップしている感じだったので、まだゆとりがあるのでしょう。
いすゞや日野(最近の物はほぼ同じ)も走ってますが、こちらは乗っていても、回してナンボ、みたいな感じがします。高回転まで回るし、アリソン製ATとの相性もいいので悪くないのですが、満車で発車する時にATが3000rpm近くまで引っ張ってたりして、ちょっと苦しそうに聞こえます。ガンガン回して燃費とか大丈夫なんだろうかと心配になるくらい。昔のバスに比べて排気ガスがきれいなのはわかりますが、もう少しゆとりのあるエンジンの方が、結果的にCO2なんかは少なくなるんじゃないかとも思うのですが、どうなんでしょう?まあ、噂によるとMD92のほうも走るだけ燃料は食うようですが。
蛇足ですが、こういったエンジン、最近はコンピュータシミュレーションをばりばり駆使して設計しているのかと思ったら、そういうわけでもないらしいです。もちろんやっていることはやっているようですが、燃焼過程とかを真面目に考え出すと、なかなか手に負えないわけで、経験から試行錯誤、が基本だそう。よりクリーンで、より静かで、よりパワフルなエンジンへ、まだまだ最適化が進んでいくのでしょう。