ストレージサーバを自作する(その2)

xw4300改造の続き。まずは調達してきたトルクスドライバを用いて、5台のHDDを取り付け。ちなみにHDDは1.5TBのSeagateBarracuda LPです。起動時の電力を考慮して5台とし、さらに低消費電力HDDでマージンを持たせています。5インチベイに取り付ける際に使うねじがミリねじだったりしますが、気にせずに突っ込みます(ぉぃ。HDDの金具への固定はちゃんとインチねじです。オプティカルドライブの入っていた部分の前面が気になる場合は、前面をふさぐ形のものを用意した方がいいかと思います。

続いてXPをリストア。が、失敗。途中再起動後、画面には海よりも深いブルースクリーン。memory parity errorなどと宣っており、強制終了して再起動するとリストアが再開される*1のですが、どうも進まない模様。むむむ、気づかないうちに静電気でやっちまったか?しかし、もう一度試みても同じこけ方をするし、付属のディスクでハードをテストをしても正常。ただしBIOSからHDDのテストをすると途中で進まなくなり・・・

で、結局原因はこれ。お初にお目にかかります、古き良きSCSIでございます。接続したHDDから起動可能な仕様で、そのあたりがまずかったようです。これを外すと、無事リストアが完了しました。続いてSATAカードのインストール。ものはRATOCのREX-PE30S。内部SATAは1ポートでよいけれど、できれば高速なPCI Express、できれば接続したHDDから起動可能、あとLinuxでの運用を考えていたので、動作確認情報が公開されているものを選びました。XPを入れたHDDをこいつに接続したところ、BIOSでHDDの起動順序を変更するとちゃんと起動。
続いてBIOS辺りで、マザーボードに接続した残り4台のHDDでとりあえずICH7RのRAIDを構成してみて、その後メインOSのインストールに進みます。ボリュームのサイズがよくわからない数字なのは気にしないことにします(ぇ?*2。わざわざXPをリストアしたのも、RAIDを扱うconsoleがWindows上で動くためでした*3
さて、ここでメインOSですが、OpenSolarisに決定しました。理由は簡単、Linux以外のUNIX系に触れてみたかったから。というわけで、OpenSolarisのインストールにかかります。

*1:リストアはRestore Plusなるディスクでパーティションを切り、OSのディスクを含めデータをHDDにコピー、それからWindows起動後有無をいわさず操作をとられて、アプリケーションだかドライバだかのインストールが進む仕様。このあたりはごく普通にWindowsをインストールするDELLの方が素直でした。

*2:Windowsで運用する場合には、真面目にGPTとか2TBの壁とかなんとか考えた方がいいです、っていうか考えてください。

*3:実はこのXP、まったく不必要だったというアホな事態が後に判明したり。