ストレージサーバを自作する(その3)〜OpenSolarisのインストール〜

先日の夜、空を見上げると冬の風物詩、オリオン座がきれいに見えておりました。割と都市部でもたくさん星が見えるものだなあと感慨にふけりつつ。
xw4300転用の続き、ぼちぼちOpenSolarisのインストールにかかります。まずはLive CDを焼いてそこからブート。フレンドリーな感じでGNOMEのデスクトップが出てくるはずなのですが、出てきたのは地味なテキスト画面・・・。ちょっぴり面食らいつつ試しにstartxとか打ってみると、案の定文句を言われます。インストール方法を探ると、インストーラはテキストモードには対応していないらしく、sshして他の端末からGUIインストーラを立ち上げろとのこと。オフィシャルのところにやり方が書いてあるので、これに従います。インストーラUbuntuなどとは違って割と選択の余地は少ないです。/homeがいくらとかswapがいくらとかやりません。ちなみにWindowsを残して別パーティションを作ってインストールすると、勝手にGRUBWindowsという項目ができて、XPとデュアルブートになるようです。
してあっさりとデュアルブート環境が構築できたわけですが、相変わらずXが動きません。チップはNVIDIAなので、とりあえずNVIDIAのサイトからSolaris用のドライバを落としてきてインストール。バージョンは190.42でした。nvidia-xconfigしてもよくわからないので、やおらXのログファイルを覗くと、途中More than one possible primary device foundとあって、下に二つほどリストがあがっており、後ろの方でPrimary Device is:との上No devices detectedとなってエラーを吐いています。つまり、どっちかわからない模様。なので何となくそれらしくアドレスみたいなのが書いてある方のbusidを指定してみます。xorg.confを開いて、

......
Section "Device"
......
Driver "nvidia"
busid "PCI:1:0:0" //ここを追加
EndSection
......
とかやると、無事GNOMEの画面がやってきました*1。本当はもっとちゃんとconfig書いた方がいいような気がしますが、調べるのも面倒なのでパス。
ここまできて、IntelRAIDコントローラのドライバのステータスがunavailableになっていることに気がつき・・・そうだよな、ドライバとかいるよな・・・・・・<アホ発見、こういうRAIDってOSから関係ないところでやってくれたりするんだと勘違いしてました。非RAIDに戻すと、ICH7RはSATAコントローラとしてはもちろん普通に使えます、はい。調べると、何気にOpenSolarisの標準のファイルシステムであるZFSにはどうやらRAID相当の機能が存在するらしく、それなりに速いらしいので、今回はそれを使うことにします。
あとformatコマンドでディスクの一覧を見たりすると、
The device does not support mode page 3 or page 4,
or the reported geometry info is invalid.
WARNING: Disk geometry is based on capacity data.
The current rpm value 0 is invalid, adjusting it to 3600
などと言われます。気持ち悪いですが、試しにストレージプールを作ると何事もなくできたので、スルーしておきます*2
にしてもZFS、よくわかんないっす・・・

*1:編集はvimで。これがUNIXの門をたたこうとする者の前に立ちはだかる第一の関門でした・・・emacsなら多少は使えるのですが。

*2:SATAカードのBIOSが悪さをしているのかと思い消してみましたが、同じでした。