やっとこさ6511Fに当たりました

巷ではPS3がバグを出してえらいことになっていたようで。なんでも一体何をどう間違えたか2010年を閏年と認識したらしく・・・いやぁ、バグって本当に恐ろしいものですね〜
それはさておき、だいぶ前に営業運転を開始していた南海6200系VVVF改造車ですが、ようやく初乗車。たまにしか利用しないとなかなか当たるまでに時間がかかります。もういろいろ出尽くした感はありますが、まあ雑感など。一言で言うと、思いの外変わっていませんでした。目につくのは、LED車内案内装置が取り付けられたのと、スタンションポール?がついたのと、非常通報装置の取り付け、あと扉のところの床が黄色になったくらいで、それ以外は一通り更新しました、という感じです。いまいち目新しくない・・・
でもメインは目に見えないところで、戸閉装置は最近はやりの、閉めてから締めるタイプに更新済み。主回路、補助回路はごっそり更新で、あわせてブレーキも更新されているみたいです。従来車との併結のため方式は変わっていませんが、2300系なんかと似た緩解音でした。補助回路は東洋のSIVに、VVVFはおそらく日立IGBTでしょうか、泉北7020系と同じような音です。ただギア比の関係で雰囲気が違う、というか、随分と性能をもてあましている感じに聞こえます。まあ、2M2Tで1個200kW、130km/h対応可能な性能*1らしいので、明らかにもてあましているのですが。本線にでも持っていく気でしょうか?
で、実際の挙動はというと、単独ではないため何とも言えず。前に6000系を併結していたので、起動時はそうでもなかったのですが、ノッチオフ、ブレーキ開始時などにはやはり挙動があわないようで、少しぎくしゃくします。この抵抗性御車との併結、VVVF的には変なトルク変動を要求されることになりそうで、ちょっと気になるのですが、近鉄なんかずっとやってたあたり、大丈夫ではあるのでしょう・・・
まあ、総じてごく普通の更新という感じですね。どうせなら行き先表示のフルカラーLED化、前面意匠の変更(ちょっと一部黒塗りしてみるとか)、ブレーキの電気指令化(近鉄みたく読み替え装置搭載)、運転台(車掌側ではなく)へのモニタ搭載くらいやってくれると、驚きがいもあったかなあと妄想。
ちなみに純電気ではないので、停車時のブーン音はなしです・・・

*1:東洋電機技報第119号pp.27-28