サマーウォーズとSX-9

しばらく前の阪神戦以来、久しぶりにテレビを見ました。ええ、サマーウォーズです。
なんというか、時かけのときにも思いましたが、藤川球児のストレートみたいな感じ。気持ちよく伸びてずばっとおさまり、見終わった後がなんともさわやか。個人的には好きですね、これ。あと、時かけのときに特徴のあったタイムリープのシーンですが、今回は仮想空間という形でもうやりたい放題?です。やっぱり細田さんのお家芸みたい。
さて、つらつらと下手くそなレビューないし感想文を書き連ねる気はないですが、ちょっと言わせてください。
フォークリフトで搬入してたあのコンピュータ、どう見てもNECのSX-9です。
そのお姿はこちらNECのサイト)。熱暴走する役回りではさすがに名前は書いてませんでしたが*1、どうみてもそっくりです。フォークリフトであんなにぶつけていいのかとか、畳の床が抜けないかとか、あるいは200TFLOPSって言ってたけれど、使ってた1ノードだと最大16CPUで最大理論性能が1894.4GFLOPSだとか、まあ気にしない。でも空想科学読本とかわりと好きだったクチなので、ちょっとだけ発熱でも計算。フィクションはフィクションだけど、それとは別に計算したくなるというもの。
さてさて、1ノードのSX-9の消費電力は30kVA。これをざっくり30kWとしてしまって、30分間フルに発熱する状態で運転したとすると、54MJ。これで試しに30畳=50m^2の広間のx3m=150m^3の空気をあたためましょう。もののサイトより密度1.293kg/m^3、定圧比熱1007J/kg・Kで細かいことは全てきれいさっぱり忘れてただ割り算すると、温度上昇は276度・・・(汗
換気しましょう、換気。ちょうど部屋の空気が30分で10回くらい入れ替わるようにすると、吸気30度排気60度くらいのノリでいけるみたいです。ってまあそんなに話は簡単ではないわけですが、確かに言えることは、氷の柱なんぞを立てている場合ではないということです、はい。お粗末様でした。
あ、計算間違ってたりすると恥ずかしいですが、計算と言えるような計算でもないので基本放置で。
追伸:NECさん、最後にひとつ、SX-10、お願いしますよ。スカラーマシン全盛の時代ですが、メモリ帯域はやっぱりベクトルマシンには敵わんです。京速計算機、期待してたのになあ・・・

*1:伊藤園のおーいお茶とかは普通に名前が出てましたね。あとなにげにタスクバーのあたりを見る限り、PCの画面がWindows 7っぽかったような。