32bitと64bit〜gnuplotにおける2GBの壁〜

なかなか普及の遅かった64bitOS。最近はソフトや周辺機器の対応もほとんど問題なくなり、メモリ4GB以上なら64bit、というのは、わりと一般的だと思います。
では、例えばメモリ2GBだったら、どちらがいいのか?
まあ、普通に聞かれたら、あまり詳しくない人には、32bitでいいんじゃない?、そこそこ詳しい人には、好きな方入れればいいんじゃない?、と私なら答えるところですが、例外的に64bitを薦めた方がいい場合があるようです。*1
それは、数値計算データなど、重たいデータを扱う必要のある場合。というのも、どうやら32bitなUbuntugnuplotは、2GB以上のファイルを読めないようです。事の発端は、先日研究室であった、gnuplotで16GBほどのファイルが読めないというケース。なんでもメモリ8GBなサーバーの方で描かせると大丈夫とのことで、ちょん切って調べると、壁は2GB。メモリが2GBだったのでその加減かとも思いましたが、同構成で64bitなUbuntuの私のマシンだと4GBオーバーも軽く読めたので、32bitと64bitの差と判明した次第です。OS等にもよるかもしれませんが、逆に他のアプリでも同様のことが起きる可能性もあるわけで、ちょっと意外な落とし穴と言えそうです。かなり逸般人向け落とし穴ですが。
それにしても、結構寒くなってきましたが、今日スズメバチらしき、ぶーんと重厚な羽音で飛ぶ、オレンジと黒、みたいな色をした、かなりの大きさの虫が飛んでいるのを見かけました。冬になったら死ぬんだろうなあと考えると、かわいそうだと思わないでもないですが、あの迫力、遠くからでもさすがに怖いっす・・・(汗。っていうか、この気温でもいるのね・・・

*1:ブートドライブが3TBとかも、例外的だと思います・・・にしてもEFI、普及遅いですね・・・