EV2334W-TとRealforce91UBK

随分と前から物色していたディスプレイですが、ナナオのEV2334W-TがNTT-Xで29800円だったのでポチッと。NECのEA231WMiと相当に迷いましたが、NECの方は情報が少なかったのと、その時のクーポンのお得感、なんとなくナナオへのあこがれでこちらに。
更に勢いで別途Realforce91UBKをかなりIYH気味にゲット。いやあ、買い物って気持ちいい・・・
巷の開封レポ的なことでもやろうかとも思ったのですが、携帯で撮った写真の画質があまりにも残念だったので中止。以下つらつらと主観を書き連ねてみます。
まずはRealforceの方から。箱から取り出すとずっしりと重量感があり、机においても安定感があります。言わずと知れた高級キーボードだけあり、打鍵感はさすがです。ただ、店頭で他の機種を試し打ちしたときにはもう少し反発が強いような印象があったのですが、店頭と姿勢も違えば置いている場所の性質も違うのでなんとも。打鍵音は家で聞いてみるとそれなりに大きいです。リビングでテレビを見ている横でカタカタやるとひんしゅくを買うレベル。ま、リビングで使うようなキーボードじゃないですが。総じてこれだけで仕事が速くなったような錯覚に囚われるキーボードです。ちなみに最近静音モデルが出ましたが、評判を見ていると通常モデルに比べて、少しねっとりした打鍵感になっている模様。なお、キー配置は主にWindows向けですが、KeyRemap4MacBookとPCKeyboardHackを使えば好みに調整できます。
EV2334W-Tの方もいい感じです。箱はかなり薄型で、本体も薄型。スリムですが、サイズ的にはやっぱり店頭で見るより大きく感じます。輝度は落として常用していますが、発熱は少ないです。にしても、いままでがWXGA+のシングルだったこともあり、FullHDは広いです。いささか横長〜な感じですが。
画質に関しては初の単体モニタであるため、正直よくわかりません。sRGBモードにしてMac側でモニタプロファイルとしてsRGBを指定していますが、白は若干EV2334Wの方が色温度が高いように感じます(Mac側はほんの少し黄色っぽく、EV2334W側はほんの少し青っぽく感じます)。が、このあたりは環境光などに大きく依存するところ。階調などはさすがにEV2334W-Tの方が優秀、というか、ラップトップ内蔵の液晶と比べるのが間違いでしょう。特に明部の階調が改善。色味に関しては、以前大学でDELLの少し古めの2001FPにつないでみたときに本体の液晶と色味が合わなかった記憶があるのですが、今回は素人目に見た範囲では割とよく一致。EV2334WのsRGBモードを信用するなら、MacBook Proのデフォルト設定もまんざらでもないようです。青はちょっと難しいですが。
色域に関しては、赤や緑の彩度の高い部分を見ると、sRGB相当のEV2334Wの方が色域が広いことが見て取れます。視野角はTNに比べれば格段にいいですが、やはりIPS系には劣ります。本当はこの辺も写真を出してみたかったのですが、携帯のカメラじゃとても無理でした。
気にする人も多いぎらつきに関しては、店頭で見る限り最近のS-PVAパネルもよくなってきていましたが、C-PVAと言われるこいつはかなり少ないです。さすがにしっとりシャープASVなL885と比べるとぎらついてますが、ぎらつきの粒子がかなり細かい感じで、にょっ、と顔を近づけない限り気になりません。自分はLG S-IPSな2001FPを大学で一年常用して平気だったのであてになりませんが、いまのところ疲れるとかいうことはないです。まあ、このあたりは感じ方に相当な個人差があるので、ディスプレイは一度店頭で見てから買うことをおすすめします。
2つとも、個人的には満足度の高い買い物でした。いやあ、快適、快適。